お休みの日も普段と違う状態には注意しておこう

近年増えている週末うつ病

悩む成人女性

治療法や休んでいる筈なのに悪化する仕組み

出勤している時は精力的に仕事をこなせても、休日になると気力が落ち、何もできないまま休みの日を終える人が増えています。週末のみうつ状態になることから週末うつ病とも言われていますが、うつ病は悪化すれば休日や平日に関わらず、何もできない状態になるのが通例です。そのため気になる場合は、早めに精神科やメンタルクリニックで診察を受け、治療を始めましょう。うつ病の主な治療方法には薬物治療や精神療法、それに環境調整などがあります。薬物治療の基本は抗うつ剤であり、やる気を高めるノルアドレナリンや、幸福感を高めるセロトニンを増やして症状を改善するのが目的です。また、うつ病を治すには、ストレスから解放された休息の時間を確保することも欠かせません。そこで、うつ病の原因が日頃の激務にある場合、環境調整も視野に入ります。具体的には勤務時間や仕事の内容を調節したり、症状が重い場合は休職、ならびに入院治療を提案されるのが一般的です。そのほか、マイナス思考が強い際は、認知行動療法で考え方を改善する場合もあります。

休息をキチンと取ることはうつ病の克服でも不可欠であり、休日に何もできない週末うつ病でも同様です。週末うつ病では休日に何もできないことから、それ自体が休息しているようにも見えますが、実はそうでない場合が少なくありません。例えば、休日なのに何もできないことで残念な気持ちになったり、自責の念を感じていれば、それが精神的な負担になります。心がストレスで満たされていれば休養にはなりませんから、これが休んでいるのにうつ病を改善できない仕組みです。そこで効果的になるのが認知行動療法であり、この治療を受ければネガティブな捉え方を排除できます。人は誰でも大なり小なり思考に癖を持っており、意識することなくその癖に沿って事態を判断するのです。認知行動療法ではその考え方のパターンを探り、問題となる箇所を明確にします。つまり不必要にストレスを感じる原因を突き止め、発想を切り替えることでストレスを覚えにくい思考へ改める訳です。すると、休日に何もできないことに対してストレスを覚えなくなり、改善につながる仕組みです。

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